優れたモバイルのフォーム事例についての記事を読みました。
共通したプラクティスとして、入力項目のみにフォーカスする(iGooodsはそもそも入力項目が2つしかないですが)、アニメーションを効果的に使うというところでしょうか。
表示領域が限られる、且つタッチ操作のスマートフォンでは、そもそも入力させる項目を最小限にするのが望ましいです。その上でさらに入力中の項目以外の情報を遮断、ユーザが回答・入力に集中できるようという意図のデザインでしょう。見せる情報を絞った結果、ユーザの操作によってタスクが進捗している感覚が薄れることが懸念されますが、アニメーションはその解決に寄与しています。
それでも完了までがすごく長くなった場合は、別途進捗を表すナビゲーションがあった方が良いと思います。
またこのようなデザイン性の高いフォームはアプリの世界観にも影響し、先進的なイメージを与えることもできますが、所謂Webフォームに慣れたユーザが離脱してしまわないかは、きちんと検証をするべきだと思います。
そのためにもまずはW3C、AppleやGoogleのガイドラインに準拠したフォームを用意するのが第一歩でしょう。
きちんとtype属性が指定されており、入力キーボードが最適化されているだけでもサービスへの好感度が上がります。
反面、PCでもスマホでもメールアドレスは辞書登録して呼び出しているので、日本語入力を制限されているとイラッとします。これって全ユーザの何%くらいが該当するんですかね。
必須項目を『*』で表現する良し悪しとか、万人に使いやすいフォームというテーマは奥深いです。